昨年9月に発足した光量子センシング社会実装コンソーシアムも新年度に入り、光量子技術を核とした共同研究、相互連携、社会実装のためのエコシステム構築を目指す会員企業とのアドバイザリーボード会議、年次総会、招待講演ならびに研究討論会を京都大学桂キャンパス 桂ラウンジ、桂図書館 リサーチコモンズにて6月21日(金)に開催いたしました。
アドバイザリーボード会議では、本コンソーシアムの代表者である、本学大学院工学研究科 竹内繁樹 教授の挨拶に続き、鶴 事務局長より、コンソーシアム現況説明、会員企業紹介、年次総会に諮る議事案の提示があり、アドバイザリーボードの皆様から貴重なご助言などを頂きました。
年次総会は、コンソーシアム会員約30名が出席し、会員各企業より挨拶・自己紹介の後、コンソーシアム事務局長の鶴氏より、2023年度活動報告と会計報告、2024年度活動計画と予算案について説明があり、承認されました。
続く招待講演では、竹内 繁樹 教授を座長として、理化学研究所 放射光科学研究センター レーザー駆動電子加速技術研究開発部門グループディレクター、自然科学研究機構 分子科学研究所 社会連携研究部門 特任教授 平等 拓範先生をお招きし、『マイクロ固体フォトニクスと光量子技術のもつれ』と題してご講演を頂きました。講演は、「先端光・電子デバイス創成学」卓越大学院の2024年度第1回e-卓越セミナーとして共催され、学生も多数参加し平等先生の講演を熱心に聴講していました。
その後、竹内研究室の最新研究成果のポスターセッションを行う研究討論会で会員企業の方と本学若手研究者が活発なディスカッションを行い、本コンソーシアムが目指す光量子センシング技術の社会実装に向けて産業界とアカデミアの距離がグッと近づく熱気を感じることができました。