この度、招待講演ならびに光量子センシング基礎講座を京都大学桂キャンパス桂ホールでのハイブリッド形式で開催しました。
招待講演では、竹内繁樹教授を座長として、情報通信研究機構未来ICT研究所神戸フロンティア研究センター 寺井弘高上席研究員をお招きし、『超伝導ナノワイヤ単一光子検出器 ~究極の感度、低雑音への挑戦~』と題してご講演をいただきました。また、光量子センシング基礎講座シリーズ第2回として、本学工学研究科電子工学専攻 向井佑助教による『量子赤外分光の基礎』 の講演を行いました。
併せて、現地で参加された会員企業の皆様には合同研究室見学会として竹内研究室の実験施設を見学いただいたのち、『光量子センシング社会実装に向けたエコシステム構築に向けて』と題してディスカッションを実施し、続く意見交換会まで和やかな雰囲気の中で活発な会員企業間の交流を行うことができました。
今回のセミナーでは、講演だけでなく、会員企業の皆様に研究室を見ていただくことで、本学の研究シーズが生まれる現場を見ていただくことができました。今後もこうしたコンソーシアム活動を通じて、光量子センシングの社会実装へ向けた気運を高めていければと考えます。